日本は自然の恵みに満ちた豊かな国です。人々の慈しみと労わりの心を湛えた国です。長い歴史と文化を誇る国です。そうした特徴を、全国津々浦々の地方がそれぞれの個性を反映させつつ育み、継承してきた国。それが日本です。

しかし今、日本の地域社会、国と地方の関係は、大きな転換点を迎えています。中央の政治や行政は、その解を模索し、実現すべく、苦闘しています。二度の政権交代を経て、暗中模索を続けています。

東京に対する東京以外、大都市に対する大都市以外という意味での地方だけではありません。東京を含む大都市内の地域社会でも、同様の問題を抱えています。

日本全国至るところで、地方の現実、地域の課題が、解決の糸口と具体的な対策を求めて、渦巻いています。

少子高齢化に対応する地域の社会保障・福祉施策、地域経済を支える中小企業・小規模事業者・農林漁業事業者の経営・事業承継施策、地域の安心・安全を守る公共リソース(ハード・ソフト)施策、地域の未来を支える人材育成・教育施策、地域の歴史・文化・自然を育む維持継承施策など、根本的な課題は枚挙に暇がありません。

言わば、日本の基盤である地方・地域の根本的な課題、つまり「根っこ」の問題です。

こうした日本の「根っこ」の問題、地方・地域が抱える根本的な課題に対して、党派的立場を越え、現実的、具体的な視点から取り組むことが急務です。

この趣旨に賛同する各級議員、首長、企業経営者・事業者、社会福祉関係者等の集まりとして、ここに「地域活性化協議会」を立ち上げます。

地方の「根本的」な問題や課題に取り組むこと、日本の「根っこ」は地方や地域であるという意味を込め、通称「根っこの会」とします。

「根っこの会」に多くの賛同者が集い、21世紀の地方と地域をより良い方向に進めるために、下記のとおり、ともに協力・努力・行動し、現実的で具体的な成果を上げていくことを目指します。

  1. 本会には、本会の趣旨に賛同する各級議員、首長、企業経営者・事業者(農林漁業を含む)、社会福祉関係者、その他有識者等が参加する(別に定める会則に則ったうえで、入退会自由とする)。
  2. 本会の参加者は、相互に協力し、地方や地域の問題や課題に関する情報を共有し、その具体的な解決に向けて党派を超えて協力、行動する。
  3. 本会は、本会の趣旨に沿った広報活動の一環として、文献の発行を行うとともに、文献に収載する資料、レポート等については、広く会員以外からも公募する。
  4. 本会は、本会の趣旨に沿った啓蒙活動の一環として、一般公開のシンポジウム等を企画運営する。
  5. 本会は、上記の活動を通じ、地方や地域に関する諸提言や建議等をまとめ、必要に応じて所管官庁等に提出する。また、具体的な課題等の解決について、所管官庁等に働きかけ、実現する。